壁紙再生工法の方法とは?作業工程や工法を活用した実例紹介

壁紙再生工法

 

壁紙再生工法

 

部屋の壁紙を綺麗にしたいと考えたとき、古い壁紙を剥がして新しいものに取り換える方法が一般的でした。しかし、昨今人気が高まっているのは「壁紙再生工法」です。そこで、この記事では壁紙再生工法の特徴や、実際の作業工程、そしてこの工法を活用した実際のケースなどをご紹介します。

 

壁紙再生工法の特徴

壁紙再生工法にはどのような特徴があるのでしょうか。まず壁紙再生工法の一番の特徴は、従来の壁紙を丸々貼り替える工法と比べ、非常に手軽に行えることです。

そのことにより、作業時間を大幅に短縮できます。さらに、工事にかかる費用も比較的安く抑えられるのです。実際に、従来の壁紙を貼り替える工法のおよそ半分ほどの費用で済んだというケースもあります。

また、壁紙再生工法では、作業工程の中で有害物質を出しません。そのため、家庭内や建物を利用する人の中にアレルギーや喘息を持っている人がいる場合におすすめです。

 

壁紙再生工法の作業工程

壁紙再生工法は、実際にどのように行われるのでしょうか。ここでは、壁紙再生工法の作業工程を順に追ってご紹介します。

 

古い壁紙の表面を補修する

古い壁紙の表面には、傷や凹みがあるものです。壁紙再生工法では非常に薄いコーティングを施すため、そのような傷をそのまま放っておくと施工後にも残ってしまいます。

それを避けるために、まず初めに古い壁紙の表面を補修します。その際、一般的に使われるのが「クロスコピー工法」です。このクロスコピー工法とは、壁の凹みにパテを詰め、そのパテが固まる前に表面に周りの壁と同様の模様を付ける技術です。クロスコピー工法を用いることで、壁の補修のクオリティを大きく向上できます。

 

壁紙の表面にコート剤を均一に塗る

次に、実際に壁紙の表面にコート剤を均一に塗っていきます。このとき、専用の機械である「クロスメーカー」を使用するのが一般的です。

壁紙再生工法では、コート剤を壁紙表面に薄く延ばすことになります。そのため、手作業でコート剤を均一に塗布するのは至難の業です。

そこで、クロスメーカーという特別な機械を使用することでムラの無い、クオリティの高い仕上がりを実現できるのです。

 

コート剤をハケで馴染ませ、一定時間コート剤を乾かす

最後の仕上げとして、先ほど表面に塗布したコート剤を大きなハケで馴染ませていきます。この工程を挟むことで、表面がより自然な仕上がりとなります。

コート剤をハケで馴染ませ終えたら、一定時間静置して、コート剤を完全に乾かします。コート剤を塗布する壁の面積や壁の状態にもよりますが、壁紙再生工法の場合、最初の工程からここまでで2~4時間ほどかかるのです。

従来の壁紙を貼り替える工法の場合1~2日かかることを考えると、いかに壁紙再生工法の施工時間が短いかが分かるでしょう。壁紙再生工法は、補修などに時間をそれほど取れないという方にもおすすめなのです。

 

壁紙再生工法の実例

では、実際に壁紙再生工法を用いた例にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、その実例をご紹介します。

 

家具の跡がついている壁を綺麗にしたい

長い期間、同じ場所に家具を置いていると、どうしてもその部分に跡がついてしまうものです。さらに、表面に凹みがある場合も、壁紙再生工法がおすすめです。

久しぶりに模様替えをする際、その場所に前置いていた家具の跡が気になる方は、壁紙再生工法を検討してみてください。

 

黄ばんだ壁を白くしたい

始めはどれほど綺麗な壁でも、時がたつにつれて徐々に黄ばみが出てくるものです。壁は部屋全体の印象を左右するものなので、その黄ばみをどうにかしたいと考える人もいるでしょう。

そこで、壁紙再生工法が便利です。壁紙再生工法では、元ある壁の表面の凹凸模様をそのまま生かせます。今の壁紙の質感が気に入っている人にもおすすめです。

 

部屋の壁紙の一部だけ色を変えたい

壁紙再生工法で用いられるコート剤には、さまざまな色の種類があります。そのため、部屋の壁紙の一部だけ色を変えたいといった、インテリアデザインの観点からの施工実績もあります。

壁紙全体を貼り替えるのは大がかりな工事が必要です。しかし壁紙再生工法ではその必要がありません。そういった手軽に踏み出せるという一面も手伝って、部屋のおしゃれに利用されることも多いのです。

 

病院の壁を綺麗にしたい

壁紙再生工法は、その過程で有害物質が出ることはありません。そのため、患者の体調が気になるという病院の壁紙の工事にも多く取り入れられているのです。身体への影響が少ないことから、抵抗力の弱い子どもや高齢者が集まる施設などにも有用だといえます。

 

まとめ

壁紙再生工法は、表面にコート剤を塗布するという方法です。従来の壁紙を丸々貼り替えるという工法に比べて、気軽に壁紙を一新できます。身体への影響も少ないことから、病院などの施設にもおすすめです。

「琉愛興業」は、今回ご紹介した壁紙再生工法を使用した、壁紙の施工を行っています。部屋の雰囲気を手軽に一新したいと考えている人は、ぜひ「琉愛興業」までご相談ください。

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